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6/10 先生の働き方改革について話し合い
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今日も元気にモクモクタイムと話し合いタイムを行いました。話し合いタイムのテーマは、最近ホットな「先生の働き方改革」についてです。
- 16:30~ はじめに
- 16:35~ モクモクタイム①
- 17:00~ 話し合いタイム
- 17:25~ モクモクタイム②
- 17:45~ モクモクタイム③
- 17:55~ 終わりの会
モクモクタイム
- モモの冒険
- エアーホッケー
- サッカーゲーム
- シューティングゲーム
今週もそれぞれの進捗・習熟度に応じた課題に取り組んでもらいました。
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教材は基本的に3部構成になっています。
・【基本編】「大きさを90%にする」のような指示に従って、1つのブロック(コマンド)を選んでつなげる
・【アレンジ編】「炎があたったときに、catの表情を変える」のような指示があって、複数のブロックの組み合わせを考える
・【自由アレンジ編】自由にアレンジを考える
です。
まずは【基本編】で、ゲームやアニメーションの基本的な動きを作成していきます。
書いてある文章から、少し読み替えが必要なことはありますが、
想像力が必要なほどではありません。
「変数「HP」が1減る」のような指示があったときに、
“1減るということは、-1ずつ変えるんだな”
と考えるというようなイメージです。
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【アレンジ編】では、文章から、ロジックを組み立てていく必要があります。
上の例「炎があたったときに、catの表情を変える」という指示の場合、
「炎があたったときに」というのは、
“もしネコが炎に触れたなら”と、考えれば、
もし~ならというブロックと、
炎に触れたというブロック
を組み合わせることで実現できそうだなと組み立てます。
さらに、それをいつ行えばいいかを考え、
炎はいつ当たるか分からないし、
いつ当たっても、有効になるようにしないといけません。
そうすると、スタートが押されてから、ずっと、待ち構えておく必要があります。
従って、「ずっと~を繰り返す」というブロックの中に入れることになります
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【自由アレンジ編】は、文字通り、どんなふうに変えたいかを考える所から
始めてもらいます。
個人差はありますが、いくつかプログラムをつくっていくうちに、
こんなこともできるんじゃないか
というのがわかってきて
発想も出てくるようになります。
発想だけで、実現可能性なども分かりませんから、
「こんなの作りたいんだけど」と、サポーターに相談しながら、
進めていきます。
自由アレンジ編こそ、プログラミングで子どもの力をつける
大事な部分だと私たちは考えますが、
その分教える側のパワーもかかりますので、
実施していないスクールもあります。
モクモクタイムというのは、プログラムをつくることに集中して取り組む時間です。
世界中でもっともポピュラーなビジュアルプログラミング言語であるScratchを用いて、
ゲームやクイズなどをつくります。
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話し合いタイム「先生の勤務時間を減らすには?」
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今日のテーマは、「先生の勤務時間を減らすにはどうすればいいか」です。
というのも、先日「学校をもっと楽しいところにするには」というテーマで話し合った際に、
「先生の休憩時間を長くする」という意見を言ってくれ、他の子どもたちも賛同していたからです。
先生の働き方改革は、まさに今、国が議論しているホットな話題です。
子どもたちの観点もすごく大事だと思いますので、テーマにしました。
いつも通り、まずは「考えてみようシート」に記入してから、議論に入ります。
いきなり解決策を考えるのは難しいので、まずは、先生の仕事を洗い出すところから始めました。
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普段見えていることから、裏側の仕事まで、たくさんの仕事を挙げてくれました。
よく観察しているなぁという印象です。
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その次に、挙げた仕事のうち先生じゃなくてもできそうなことに印をつけてもらいました。
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その結果、子どもたちが、”先生じゃなくてもできる”と判断したのは、以下でした。
- プリントを配る
- テストやプリントを作る
- テストや宿題の〇付けをする
- 悪いことをしたときに注意する
- 忘れ物があったら貸す
- PCに打ち込む
- 子どもたちの遊びに付き合う
- 制服を決める
- 草むしりのボランティア
- 掃除を手伝う
今回もとてもいい話し合いができました。
自分の頭で考えて、考えた意見を伝えるということは、将来必ず武器になります。
- 自分の想いを伝えるということ
- 人が話しているときの聴く態度を磨くこと
- 質問をしてどんどん相手の想いを引き出すこと
を練習してもらっています。
他の人が話しているときに、自分の話がしたくてうずうずしてしまったり、
割り込んでしまうことがあります。
大人でも全員が完璧にできるわけではないので、難しいですが、
小学生のうちから少しずつ磨いていくことが大事かなと思っています。
(終わり)