6/17 HPバーをつかったプログラムを学び合い
今日は、ゲームでよく登場するHPバー(体力ゲージ)の作り方について学び合いました。
- 16:30~ はじめに
- 16:35~ モクモクタイム①
- 17:05~ 学び合いタイム
- 17:55~ 終わりの会
モクモクタイム
- モモの冒険
- エアーホッケー
- スペースインベーダー
- シューティングゲーム
今週もそれぞれの進捗・習熟度に応じた課題に取り組んでもらいました。
教材は基本的に3部構成になっています。
・【基本編】「大きさを90%にする」のような指示に従って、1つのブロック(コマンド)を選んでつなげる
・【アレンジ編】「炎があたったときに、catの表情を変える」のような指示があって、複数のブロックの組み合わせを考える
・【自由アレンジ編】自由にアレンジを考える
です。
まずは【基本編】で、ゲームやアニメーションの基本的な動きを作成していきます。
書いてある文章から、少し読み替えが必要なことはありますが、
想像力が必要なほどではありません。
「変数「HP」が1減る」のような指示があったときに、
“1減るということは、-1ずつ変えるんだな”
と考えるというようなイメージです。
【アレンジ編】では、文章から、ロジックを組み立てていく必要があります。
上の例「炎があたったときに、catの表情を変える」という指示の場合、
「炎があたったときに」というのは、
“もしネコが炎に触れたなら”と、考えれば、
もし~ならというブロックと、
炎に触れたというブロック
を組み合わせることで実現できそうだなと組み立てます。
さらに、それをいつ行えばいいかを考え、
炎はいつ当たるか分からないし、
いつ当たっても、有効になるようにしないといけません。
そうすると、スタートが押されてから、ずっと、待ち構えておく必要があります。
従って、「ずっと~を繰り返す」というブロックの中に入れることになります
【自由アレンジ編】は、文字通り、どんなふうに変えたいかを考える所から
始めてもらいます。
個人差はありますが、いくつかプログラムをつくっていくうちに、
こんなこともできるんじゃないか
というのがわかってきて
発想も出てくるようになります。
発想だけで、実現可能性なども分かりませんから、
「こんなの作りたいんだけど」と、サポーターに相談しながら、
進めていきます。
自由アレンジ編こそ、プログラミングで子どもの力をつける
大事な部分だと私たちは考えますが、
その分教える側のパワーもかかりますので、
実施していないスクールもあります。
モクモクタイムというのは、プログラムをつくることに集中して取り組む時間です。
世界中でもっともポピュラーなビジュアルプログラミング言語であるScratchを用いて、
ゲームやクイズなどをつくります。
学び合いタイム「HPバーの作成」
ゲームには昔から登場する「HPバー(体力ゲージ)」をみんなで一緒につくりました。
パーツを持ってきてつくるのではなく、まっさらのところからつくる方法を学びましたので、学校やほかの環境でも再現できます。
教え合いながら、みんなうまく作れていました。
HPバーを作った後は、それをキャラクターの上や下に表示させて、
HPが増えたり減ったりする機能などを付け加えながら、
1時間ほど取り組んでいました。
それぞれ個性あふれるプログラムをつくっていましたよ。
保護者の方は、エルサポから作品をご覧ください。
とても熱中していて、時間が来ても「え、もう終わりなの?」とびっくりしていた様子でした。
(終わり)