11/11 話し合い「修学旅行の予定を立てよう」
11月11日の今日はポッキーの日、独身の日、、調べるといろんな〇〇の日が出てきましたので、
セッションの最初に子どもたちとも共有し、おもしろい〇〇の日について話しました。
- 16:30~ はじめに
- 16:35~ 発表準備・モクモクタイム①
- 17:05~ 発表
- 17:15~ 話し合いタイム
- 17:55~ 終わりの会
モクモクタイム
- 自由制作(マイクラ風)
- 県庁所在地ゲームBlue版
- スペースインベーダー1
今週もそれぞれの進捗に合わせた課題に取り組んでもらいました。
教材は基本的に3部構成になっています。
・【基本編】「大きさを90%にする」のような指示に従って、1つのブロック(コマンド)を選んでつなげる
・【アレンジ編】「炎があたったときに、catの表情を変える」のような指示があって、複数のブロックの組み合わせを考える
・【自由アレンジ編】自由にアレンジを考える
です。
まずは【基本編】で、ゲームやアニメーションの基本的な動きを作成していきます。
書いてある文章から、少し読み替えが必要なことはありますが、
想像力が必要なほどではありません。
「変数「HP」が1減る」のような指示があったときに、
“1減るということは、-1ずつ変えるんだな”
と考えるというようなイメージです。
【アレンジ編】では、文章から、ロジックを組み立てていく必要があります。
上の例「炎があたったときに、catの表情を変える」という指示の場合、
「炎があたったときに」というのは、
“もしネコが炎に触れたなら”と、考えれば、
もし~ならというブロックと、
炎に触れたというブロック
を組み合わせることで実現できそうだなと組み立てます。
さらに、それをいつ行えばいいかを考え、
炎はいつ当たるか分からないし、
いつ当たっても、有効になるようにしないといけません。
そうすると、スタートが押されてから、ずっと、待ち構えておく必要があります。
従って、「ずっと~を繰り返す」というブロックの中に入れることになります
【自由アレンジ編】は、文字通り、どんなふうに変えたいかを考える所から
始めてもらいます。
個人差はありますが、いくつかプログラムをつくっていくうちに、
こんなこともできるんじゃないか
というのがわかってきて
発想も出てくるようになります。
発想だけで、実現可能性なども分かりませんから、
「こんなの作りたいんだけど」と、サポーターに相談しながら、
進めていきます。
自由アレンジ編こそ、プログラミングで子どもの力をつける
大事な部分だと私たちは考えますが、
その分教える側のパワーもかかりますので、
実施していないスクールもあります。
モクモクタイムというのは、プログラムをつくることに集中して取り組む時間です。
世界中でもっともポピュラーなビジュアルプログラミング言語であるScratchを用いて、
ゲームやクイズなどをつくります。
発表
最近取り組んだ作品の中から、1つを選び発表してもらいます。
順序だてて発表できるように、発表準備シートを使って、発表する内容をまとめていきます。
つくった作品、工夫した点などを、自分の言葉でしっかりと発表してくれていました。
独自のアレンジを加えていて、観ている子どもたちも、興味津々でしたよ。
発表の様子は、動画としてエルサポ(会員専用アプリ)でご覧いただけます。
話し合いタイム「修学旅行の予定を立てよう」
修学旅行の旅程というと、先生たちがほとんどすべてを考えて、子どもたちはそれに沿って行動するのが当たり前ですよね。
実際子どもたちの反応もそうでした。「そんなの先生が考えることでしょ」と。
しかし、主体性を重視する一部の小学校(日本の学校です)では、修学旅行の旅程を立てることやそのための手配をすることを子ども自身にやらせています。
旅程を考えることって、結構難しいですし、予約のために電話をするのも子どもにとっては勇気が要りますよね。
でもそうして自分たちで話し合って決めた修学旅行って、普通のより何倍も楽しそうだなと思いますし、子どもたちの力もつくと思います。
ということで、今回は修学旅行の予定を立ててみるをテーマにしました。
実際には数カ月かけて行うことなので、今回はあくまで簡易的にです。どんなことを考えないといけないのか、なぜそうするのかなど思考のトレーニングになったのではないかなと思います。
***
- 2泊3日
- 国内
- 予算は考えなくていい
ということを前提条件にして、あとは自由です。
Googleで検索したり
とりあえず自分がやりたいことをいっぱいつめたり
朝学校に集まってみんなと話すところから、一つ一つ順を追って緻密に計画を立てたり
それぞれ進め方が異なり、個性が出ているなぁと感じました。
大人が聞いたら、えーそれはちょっと無理じゃない!?と思うようなアイデアも、
本人にはちゃんとロジックがあって、これでできると考えていたり、
これまでの経験から(?)、バーベキューと大浴場をやりたいけど、バーベキューで臭いがつくから、バーベキューが先の方がいいよね。などと、みんな真剣に考えてくれました。
考えたプランはみんなの前で発表して、それに対して意見を言い合いました。
「考えてみようシート」は持ち帰っていますので、保護者の皆様はご覧ください。
- 自分の想いを伝えるということ
- 人が話しているときの聴く態度を磨くこと
- 質問をしてどんどん相手の想いを引き出すこと
を練習してもらっています。
他の人が話しているときに、自分の話がしたくてうずうずしてしまったり、
割り込んでしまうことがあります。
大人でも全員が完璧にできるわけではないので、難しいですが、
小学生のうちから少しずつ磨いていくことが大事かなと思っています。
(終わり)