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11/18 話し合い「人口が増えるとどんなことが起こるか」
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2023年にインドが人口世界1位になりました。人口減少中の日本とは対照的に、人口急増中のインドについて、クイズ形式で勉強し、その後人口が増えるとどんなことが起こるのかについて話し合いました。
- 16:30~ はじめに
- 16:35~ モクモクタイム①
- 17:10~ 話し合いタイム
- 17:45~ モクモクタイム②
- 17:55~ 終わりの会
モクモクタイム
- すご腕ウェイター
- 自由制作(マイクラ風)
- 県庁所在地ゲームBlue版
- スペースインベーダー1
- 飛ぶスプライト1
今週もそれぞれの進捗に合わせた課題に取り組んでもらいました。
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教材は基本的に3部構成になっています。
・【基本編】「大きさを90%にする」のような指示に従って、1つのブロック(コマンド)を選んでつなげる
・【アレンジ編】「炎があたったときに、catの表情を変える」のような指示があって、複数のブロックの組み合わせを考える
・【自由アレンジ編】自由にアレンジを考える
です。
まずは【基本編】で、ゲームやアニメーションの基本的な動きを作成していきます。
書いてある文章から、少し読み替えが必要なことはありますが、
想像力が必要なほどではありません。
「変数「HP」が1減る」のような指示があったときに、
“1減るということは、-1ずつ変えるんだな”
と考えるというようなイメージです。
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【アレンジ編】では、文章から、ロジックを組み立てていく必要があります。
上の例「炎があたったときに、catの表情を変える」という指示の場合、
「炎があたったときに」というのは、
“もしネコが炎に触れたなら”と、考えれば、
もし~ならというブロックと、
炎に触れたというブロック
を組み合わせることで実現できそうだなと組み立てます。
さらに、それをいつ行えばいいかを考え、
炎はいつ当たるか分からないし、
いつ当たっても、有効になるようにしないといけません。
そうすると、スタートが押されてから、ずっと、待ち構えておく必要があります。
従って、「ずっと~を繰り返す」というブロックの中に入れることになります
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【自由アレンジ編】は、文字通り、どんなふうに変えたいかを考える所から
始めてもらいます。
個人差はありますが、いくつかプログラムをつくっていくうちに、
こんなこともできるんじゃないか
というのがわかってきて
発想も出てくるようになります。
発想だけで、実現可能性なども分かりませんから、
「こんなの作りたいんだけど」と、サポーターに相談しながら、
進めていきます。
自由アレンジ編こそ、プログラミングで子どもの力をつける
大事な部分だと私たちは考えますが、
その分教える側のパワーもかかりますので、
実施していないスクールもあります。
モクモクタイムというのは、プログラムをつくることに集中して取り組む時間です。
世界中でもっともポピュラーなビジュアルプログラミング言語であるScratchを用いて、
ゲームやクイズなどをつくります。
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話し合いタイム「人口が増えるとどんなことが起こるか」
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2023年に、インドの人口が14.29億人になり、中国を抜いて、世界1位になりました。
まずはインドについてクイズ形式で理解を深めたのちに、日本と対照的に人口が増える国でどんな問題が起こりそうか、みんなで話し合いました。
また日本の人口は1.23億人という数字も、覚えるように伝えました。
この数字を覚えていると、例えばニュースで、「6,000万人がワクチン接種を終えました。」と聞いたときに、”半分ぐらいの人は接種したんだな”とわかります。世の中のことに関心を持つためにこういった数字を覚えることは大事だと考えています。
ぜひご家庭でも復習していただければ嬉しいです。
- Q.「インド」と聞いて何を思い浮かべる?何が有名?
- Q.インドってどこにある?Google Earth でどこか指してみよう。
- Q.インドの面積は日本の何倍?
- Q.インド人って何語を話す?
- Q.インドの宗教は?
- Q.ヒンドゥー教の人が食べないのはどれ?
- 牛肉
- 豚肉
- 鶏肉
- 羊肉
子どもたちは前のめりでクイズに参加してくれました。
「宗教」って何かわかる?と聞くと、「やばいやつ」と答えてくれて、確かに日本でテレビを観ているとそうなってもおかしくないな、と思いました。
他にも、「イギリスに支配されていた」ことを答えてくれた子どもや、インドの国旗について話してくれた子どももいました。
Google Earthは地球儀のようなもので子どもたちも興味津々でしたので、ぜひご家庭でも一緒に観てみてください。
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インドについてクイズをしたのち、「人口が増えるとどんなことがいいことや困ることが起こるか」について話し合いました。
いつも通り、まずは考えてみようシートに記入します。
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考えてみようシートに自分の考えをまとめたら、全体で発表してもらいます。
- 道路が渋滞すること
- 食料が不足すること
- 工場で働く人が増えること
- 保育士が足りなくなること
- 店が繁盛すること
などなど、たくさんの意見を出してくれました。
「考えてみようシート」は持ち帰っていますので、保護者の皆様はご覧ください。
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- 自分の想いを伝えるということ
- 人が話しているときの聴く態度を磨くこと
- 質問をしてどんどん相手の想いを引き出すこと
を練習してもらっています。
他の人が話しているときに、自分の話がしたくてうずうずしてしまったり、
割り込んでしまうことがあります。
大人でも全員が完璧にできるわけではないので、難しいですが、
小学生のうちから少しずつ磨いていくことが大事かなと思っています。
(終わり)