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12/9 学び合い「ネコが自分の小学校にやってくる」
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今日の学び合いは、いつものScratchと地図を組み合わせたプログラミングを行いました。その過程で、経度と緯度についても学びましたよ。
- 16:30~ はじめに
- 16:35~ モクモクタイム①
- 17:00~ 学び合いタイム
- 17:30~ モクモクタイム②
- 17:55~ 終わりの会
モクモクタイム
- RPGアニメーション
- ゆきだるまのゆきちゃん
- すご腕ウェイター
- 自由制作
- まっすぐレーシング
- たまごキャッチゲーム
- サリーシリーズ
今週も各自の進捗に合わせた課題・制作に取り組みました。
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教材は基本的に3部構成になっています。
・【基本編】「大きさを90%にする」のような指示に従って、1つのブロック(コマンド)を選んでつなげる
・【アレンジ編】「炎があたったときに、catの表情を変える」のような指示があって、複数のブロックの組み合わせを考える
・【自由アレンジ編】自由にアレンジを考える
です。
まずは【基本編】で、ゲームやアニメーションの基本的な動きを作成していきます。
書いてある文章から、少し読み替えが必要なことはありますが、
想像力が必要なほどではありません。
「変数「HP」が1減る」のような指示があったときに、
“1減るということは、-1ずつ変えるんだな”
と考えるというようなイメージです。
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【アレンジ編】では、文章から、ロジックを組み立てていく必要があります。
上の例「炎があたったときに、catの表情を変える」という指示の場合、
「炎があたったときに」というのは、
“もしネコが炎に触れたなら”と、考えれば、
もし~ならというブロックと、
炎に触れたというブロック
を組み合わせることで実現できそうだなと組み立てます。
さらに、それをいつ行えばいいかを考え、
炎はいつ当たるか分からないし、
いつ当たっても、有効になるようにしないといけません。
そうすると、スタートが押されてから、ずっと、待ち構えておく必要があります。
従って、「ずっと~を繰り返す」というブロックの中に入れることになります
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【自由アレンジ編】は、文字通り、どんなふうに変えたいかを考える所から
始めてもらいます。
個人差はありますが、いくつかプログラムをつくっていくうちに、
こんなこともできるんじゃないか
というのがわかってきて
発想も出てくるようになります。
発想だけで、実現可能性なども分かりませんから、
「こんなの作りたいんだけど」と、サポーターに相談しながら、
進めていきます。
自由アレンジ編こそ、プログラミングで子どもの力をつける
大事な部分だと私たちは考えますが、
その分教える側のパワーもかかりますので、
実施していないスクールもあります。
モクモクタイムというのは、プログラムをつくることに集中して取り組む時間です。
世界中でもっともポピュラーなビジュアルプログラミング言語であるScratchを用いて、
ゲームやクイズなどをつくります。
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学び合いタイム「ネコが自分の小学校にやってくる」
Scrtatchと地図を組み合わせたプログラミングに取り組みました。
ネコが自分が通っている学校にやってくるという設定で、地図上にネコを表現すると、「おぉー」と歓声をあげていました。
プログラミングでこんなことを表現できるんだということを体験してもらうこと、そして経度と緯度を使えば場所を表現できることを学んでもらうことを目的に、取り組んでもらいました。
まずは、NHKの動画で経度と緯度について学びます。
NHK for School 「経度と緯度」
https://www2.nhk.or.jp/school/watch/clip/?das_id=D0005402979_00000#in=0&out=71
縦の線が経度で、横の線が緯度であること
経度0はイギリスを通っていること、日本は135度ぐらいであること
緯度0は赤道であること、日本は35ぐらいであること
といった基本的な考え方の理解をしました。
その後、Googleマップをつかって、経度と緯度を調べる方法について学びます。
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次に、調べた経度と緯度を入力して、コードをつくると、
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こんな感じで、地図にネコを表示させることができました。
(子どもたちは自分たちの小学校を指定しています)
ここまでみんなで取り組んだ後は、各自で自由にアレンジを加えました。
別のキャラクター(スプライト)を追加したり
家から学校まで歩かせてみたり
友だちの家に行ってみたり
・・
それぞれアレンジを楽しんでいました。
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(終わり)