12/23 話し合い「誕生日とクリスマスどっちがおトク」
今日はクリスマスが近いということで、クリスマスにちなんだクイズをしたり、「誕生日とクリスマスどっちがおトクか」という議論をしました。子ども目線の興味深い意見も聞くことができましたよ。
- 16:30~ はじめに
- 16:35~ モクモクタイム①
- 17:00~ 話し合いタイム
- 17:30~ モクモクタイム②
- 17:55~ 終わりの会
モクモクタイム
- RPGアニメーション
- ゆきだるまのゆきちゃん
- まっすぐレーシング
- 飛ぶスプライト5
- 飛ぶスプライト1
今週もそれぞれの進捗に合わせた課題に取り組んでもらいました。
教材は基本的に3部構成になっています。
・【基本編】「大きさを90%にする」のような指示に従って、1つのブロック(コマンド)を選んでつなげる
・【アレンジ編】「炎があたったときに、catの表情を変える」のような指示があって、複数のブロックの組み合わせを考える
・【自由アレンジ編】自由にアレンジを考える
です。
まずは【基本編】で、ゲームやアニメーションの基本的な動きを作成していきます。
書いてある文章から、少し読み替えが必要なことはありますが、
想像力が必要なほどではありません。
「変数「HP」が1減る」のような指示があったときに、
“1減るということは、-1ずつ変えるんだな”
と考えるというようなイメージです。
【アレンジ編】では、文章から、ロジックを組み立てていく必要があります。
上の例「炎があたったときに、catの表情を変える」という指示の場合、
「炎があたったときに」というのは、
“もしネコが炎に触れたなら”と、考えれば、
もし~ならというブロックと、
炎に触れたというブロック
を組み合わせることで実現できそうだなと組み立てます。
さらに、それをいつ行えばいいかを考え、
炎はいつ当たるか分からないし、
いつ当たっても、有効になるようにしないといけません。
そうすると、スタートが押されてから、ずっと、待ち構えておく必要があります。
従って、「ずっと~を繰り返す」というブロックの中に入れることになります
【自由アレンジ編】は、文字通り、どんなふうに変えたいかを考える所から
始めてもらいます。
個人差はありますが、いくつかプログラムをつくっていくうちに、
こんなこともできるんじゃないか
というのがわかってきて
発想も出てくるようになります。
発想だけで、実現可能性なども分かりませんから、
「こんなの作りたいんだけど」と、サポーターに相談しながら、
進めていきます。
自由アレンジ編こそ、プログラミングで子どもの力をつける
大事な部分だと私たちは考えますが、
その分教える側のパワーもかかりますので、
実施していないスクールもあります。
モクモクタイムというのは、プログラムをつくることに集中して取り組む時間です。
世界中でもっともポピュラーなビジュアルプログラミング言語であるScratchを用いて、
ゲームやクイズなどをつくります。
話し合いタイム「誕生日とクリスマスどっちがおトク」
今日は、「誕生日とクリスマスどっちがおトク」という考えやすいテーマにしました。
最初に、そもそもクリスマスってなんだっけ?ということで、
クリスマスにちなんだクイズを出題して、みんなで解きました。
- クリスマスツリーの起源はどこでしょうか?
- アメリカ
- ドイツ
- イギリス
- クリスマスに飾るリースの意味は何でしょうか?
- 永遠
- 幸福
- 健康
- クリスマスに食べる七面鳥は、どの国で食べられるようになったでしょうか?
- アメリカ
- イギリス
- フランス
- クリスマスカラーの赤色は何をあらわしているでしょうか?
- イチゴ
- 火
- キリストの血
- サンタクロースがサーフィンで海からやってくる国はどこでしょうか?
- 日本
- オーストラリア
- ロシア
- サンタクロースのソリを引くトナカイは何頭いるでしょうか?
- 2頭
- 9頭
- 20頭
クイズで子どもたちの集中力を高めた後は、本題「誕生日とクリスマスどっちがおトク」について、話し合いました。
いつも通り、まずは考えてみようシートに各自で記入します。
今回は、理由を3つ以上書くように指示しました。
いろんな角度から評価して、結論を出すというトレーニングです。
10分ほど各自で考えてもらった後に、みんなで話し合いました。
誕生日派とクリスマス派は五分五分で、主な意見は次のようなものでした。
- 食事
- 誕生日は自分の好きなものをリクエストできる。(クリスマスはメニューが決まっている)
- プレゼント
- クリスマスは制限なく好きなものがもらえる。(誕生日は高いものだと止められる)
- 特別感・主役感
- 誕生日は自分が主役であることがうれしい。
- 友だちからおめでとうと言ってもらえる。
- クリスマスは小学生までだけど誕生日はずっと。
- その他
- 誕生日はろうそくの数がどんどん増えて大変。
- クリスマスツリーの準備・片付けが大変(「ダルい」)
- 自分の想いを伝えるということ
- 人が話しているときの聴く態度を磨くこと
- 質問をしてどんどん相手の想いを引き出すこと
を練習してもらっています。
他の人が話しているときに、自分の話がしたくてうずうずしてしまったり、
割り込んでしまうことがあります。
大人でも全員が完璧にできるわけではないので、難しいですが、
小学生のうちから少しずつ磨いていくことが大事かなと思っています。
(終わり)