1/13 話し合い「1クラスの人数は何人が良いか」
今日は1クラスの人数は何人が良いかについて話し合いました。いろんな学校から通っていただいていますので、それぞれの学校事情も異なり、いい話し合いができましたよ。
- 16:30~ はじめに
- 16:35~ モクモクタイム① +発表準備
- 17:00~ 話し合いタイム
- 17:30~ モクモクタイム② +発表準備
- 17:55~ 終わりの会
モクモクタイム
- RPGアニメーション
- ドラゴンをやっつけろ
- サッカーゲーム
- まっすぐレーシング
- Gobo回収ゲーム
- 飛ぶスプライト1
今週もそれぞれの進捗に合わせた課題に取り組んでもらいました。
教材は基本的に3部構成になっています。
・【基本編】「大きさを90%にする」のような指示に従って、1つのブロック(コマンド)を選んでつなげる
・【アレンジ編】「炎があたったときに、catの表情を変える」のような指示があって、複数のブロックの組み合わせを考える
・【自由アレンジ編】自由にアレンジを考える
です。
まずは【基本編】で、ゲームやアニメーションの基本的な動きを作成していきます。
書いてある文章から、少し読み替えが必要なことはありますが、
想像力が必要なほどではありません。
「変数「HP」が1減る」のような指示があったときに、
“1減るということは、-1ずつ変えるんだな”
と考えるというようなイメージです。
【アレンジ編】では、文章から、ロジックを組み立てていく必要があります。
上の例「炎があたったときに、catの表情を変える」という指示の場合、
「炎があたったときに」というのは、
“もしネコが炎に触れたなら”と、考えれば、
もし~ならというブロックと、
炎に触れたというブロック
を組み合わせることで実現できそうだなと組み立てます。
さらに、それをいつ行えばいいかを考え、
炎はいつ当たるか分からないし、
いつ当たっても、有効になるようにしないといけません。
そうすると、スタートが押されてから、ずっと、待ち構えておく必要があります。
従って、「ずっと~を繰り返す」というブロックの中に入れることになります
【自由アレンジ編】は、文字通り、どんなふうに変えたいかを考える所から
始めてもらいます。
個人差はありますが、いくつかプログラムをつくっていくうちに、
こんなこともできるんじゃないか
というのがわかってきて
発想も出てくるようになります。
発想だけで、実現可能性なども分かりませんから、
「こんなの作りたいんだけど」と、サポーターに相談しながら、
進めていきます。
自由アレンジ編こそ、プログラミングで子どもの力をつける
大事な部分だと私たちは考えますが、
その分教える側のパワーもかかりますので、
実施していないスクールもあります。
モクモクタイムというのは、プログラムをつくることに集中して取り組む時間です。
世界中でもっともポピュラーなビジュアルプログラミング言語であるScratchを用いて、
ゲームやクイズなどをつくります。
話し合いタイム「1クラスの人数は何人が良いか」
今日は、「1クラスの人数は何人が良いか」というテーマで話し合いました。
1クラスの上限人数について、最近よく議論されていますが、子ども目線で考えたときにどうなんだろうということで、今日のテーマにしました。
クラスの上限人数については法律で定められています。小学校については、2021年の法律改正で35人に減りました(それまではずっと40人でした)。
しかし一部の地域で教員不足により38人になったり、少ない方がいいものの教員確保などの問題から困難な面もあります。
中学校も35人にすることや、小学校を30人にすることなどが、活発に議論されている最中です。
聞いてみると、みんな12~30人ぐらいで、すごく恵まれていますね。
ですので、あまり不満もないようでしたが、
仮にめちゃくちゃ少なくなったり、多くなったりしたら、何がうれしいか、何が困るか
について考えてもらいました。
物事には必ずいい面と悪い面があるので、どちらも考える癖をつけることが大事ということで、
マトリクスに整理してもらいました。
考えてみようシートは持ち帰っていますので、保護者の皆様はぜひご覧ください。
今回もたくさんの意見を出してくれていました。いくつかピックアップしますと、
- 多くてうれしいこと
- 授業中にあてられにくい
- 文化祭の準備や委員会などがラク
- 多くてこまること
- けんかが多くなる
- 給食ののこりなど取り合いが起こる
- トイレに行列ができる
- 少なくてうれしいこと
- テストで1番になれる
- 給食のおかわりがいっぱいできる
- 図書室でいつでも好きな本を借りられる
- 少なくてこまること
- さみしい
- ドッジボールができない
などなど
他にもたくさん挙げてくれていましたよ。
- 自分の想いを伝えるということ
- 人が話しているときの聴く態度を磨くこと
- 質問をしてどんどん相手の想いを引き出すこと
を練習してもらっています。
他の人が話しているときに、自分の話がしたくてうずうずしてしまったり、
割り込んでしまうことがあります。
大人でも全員が完璧にできるわけではないので、難しいですが、
小学生のうちから少しずつ磨いていくことが大事かなと思っています。
(終わり)