9/14 話し合い「やる気と集中力」
今日の話し合いタイムは、やる気と集中力について。やる気が出ない、集中できない、についてどうすればいいか話し合いました。
- 16:30~ はじめに
- 16:35~ モクモクタイム①
- 17:00~ 話し合いタイム
- 17:30~ モクモクタイム②
- 17:55~ 終わりの会
ゼネラルコース
モクモクタイム
- 8番出口から脱出
- モモの冒険
- ロケットと足し算
- アヒルとネコの日常
- 恐竜とカエルの追いかけっこ
今週も各自の進捗に合わせた課題・制作に取り組みました。
教材は基本的に3部構成になっています。
・【基本編】「大きさを90%にする」のような指示に従って、1つのブロック(コマンド)を選んでつなげる
・【アレンジ編】「炎があたったときに、catの表情を変える」のような指示があって、複数のブロックの組み合わせを考える
・【自由アレンジ編】自由にアレンジを考える
です。
まずは【基本編】で、ゲームやアニメーションの基本的な動きを作成していきます。
書いてある文章から、少し読み替えが必要なことはありますが、
想像力が必要なほどではありません。
「変数「HP」が1減る」のような指示があったときに、
“1減るということは、-1ずつ変えるんだな”
と考えるというようなイメージです。
【アレンジ編】では、文章から、ロジックを組み立てていく必要があります。
上の例「炎があたったときに、catの表情を変える」という指示の場合、
「炎があたったときに」というのは、
“もしネコが炎に触れたなら”と、考えれば、
もし~ならというブロックと、
炎に触れたというブロック
を組み合わせることで実現できそうだなと組み立てます。
さらに、それをいつ行えばいいかを考え、
炎はいつ当たるか分からないし、
いつ当たっても、有効になるようにしないといけません。
そうすると、スタートが押されてから、ずっと、待ち構えておく必要があります。
従って、「ずっと~を繰り返す」というブロックの中に入れることになります
【自由アレンジ編】は、文字通り、どんなふうに変えたいかを考える所から
始めてもらいます。
個人差はありますが、いくつかプログラムをつくっていくうちに、
こんなこともできるんじゃないか
というのがわかってきて
発想も出てくるようになります。
発想だけで、実現可能性なども分かりませんから、
「こんなの作りたいんだけど」と、サポーターに相談しながら、
進めていきます。
自由アレンジ編こそ、プログラミングで子どもの力をつける
大事な部分だと私たちは考えますが、
その分教える側のパワーもかかりますので、
実施していないスクールもあります。
モクモクタイムというのは、プログラムをつくることに集中して取り組む時間です。
世界中でもっともポピュラーなビジュアルプログラミング言語であるScratchを用いて、
ゲームやクイズなどをつくります。
話し合い「やる気と集中力について」
今日のテーマは、やる気と集中力についてです。
単純そうで難しい、やる気と集中力について、みんなで話し合いました。
「やる気が出る時は、どんな時?」
という投げかけからスタート。
- ご褒美がもらえるとき
- 図工や理科など好きな教科の勉強の時
- ゲームをしているとき
などなど、みんなそれぞれのやる気スイッチがあるようでした。
続いて、集中力が高まるときはどんな時かという投げかけ
- ゲームをしているとき
- 好きなテレビを観ているとき
など、やる気が出る時と似たような解答が並びました。
当たり前と言えば当たり前で、やる気が出ているときは、基本的に集中力が高い状態になります。
自分がやる気が出るタイミング、集中力が高まる条件について、一通り話してもらったところで、
やる気が出る=集中力が高まるということは、みんな納得だよね。
でも、やる気って、出そうと思って出るものじゃない。というのも納得。
ただ、やる気が出なくても集中力を高める方法はあるよ。
ということで、いくつかある方法のうち、3つを紹介しました。
1.小さな目標を立てる
目標と言っても大そうなものではなく、「まずは1ページだけやろう」とか「3問だけやろう」といった具合に、すぐに達成できそうな目標にするということ。
2.タイマーを使う
タイマーを5分とか10分にセットして、とりあえずその時間は集中して取り組む。「5分だけ頑張ればいい」とすると、意外に集中できたりする。
こちらも1と同様、いきなり2時間とかにせず、小さく区切ることが重要。
3.ゲーム感覚でやる
「10分でどこまでできるかチャレンジ」と言うのを毎日やって記録してみる。記録更新がかかると集中できることも。
この3つを紹介しました。中にはすでに実践しているという子どもも。
スクールでも集中が切れている子どもには、「とりあえずこの3行だけやってみよう」というように指導することがあります。
子どもたちの参考になればうれしいです。
(終わり)