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11/9 話し合い「インクルーシブな教室」

20241109セッションの様子

今日の話し合いタイムは、インクルーシブ、みんなが同じ教室で学び合う場合に困ることやできる支援について話し合いました。

ゼネラルコース今日のタイムライン
  • 16:30~ はじめに・自己紹介
  • 16:35~ モクモクタイム①
  • 17:00~ 話し合いタイム
  • 17:30~ モクモクタイム②
  • 17:55~ 終わりの会
目次

ゼネラルコース

モクモクタイム

  • 無人島サバイバル
  • マルバツゲーム
  • Quiz
  • まっすぐレーシング
  • ゆきだるまのゆきちゃん

今週も各自の進捗に合わせた課題・制作に取り組みました。

20241109モクモクタイムの様子
20241109モクモクタイムの様子
20241109モクモクタイムの様子
20241109モクモクタイムの様子
20241109モクモクタイムの様子
教材についての説明

教材は基本的に3部構成になっています。
・【基本編】「大きさを90%にする」のような指示に従って、1つのブロック(コマンド)を選んでつなげる
・【アレンジ編】「炎があたったときに、catの表情を変える」のような指示があって、複数のブロックの組み合わせを考える
・【自由アレンジ編】自由にアレンジを考える
です。

まずは【基本編】で、ゲームやアニメーションの基本的な動きを作成していきます。
書いてある文章から、少し読み替えが必要なことはありますが、
想像力が必要なほどではありません。

「変数「HP」が1減る」のような指示があったときに、
“1減るということは、-1ずつ変えるんだな”
と考えるというようなイメージです。

Scratch(スクラッチ)ブロック

【アレンジ編】では、文章から、ロジックを組み立てていく必要があります。
上の例「炎があたったときに、catの表情を変える」という指示の場合、

「炎があたったときに」というのは、
“もしネコが炎に触れたなら”と、考えれば、
もし~ならというブロックと、
炎に触れたというブロック
を組み合わせることで実現できそうだなと組み立てます。

さらに、それをいつ行えばいいかを考え、
炎はいつ当たるか分からないし、
いつ当たっても、有効になるようにしないといけません。

そうすると、スタートが押されてから、ずっと、待ち構えておく必要があります。

従って、「ずっと~を繰り返す」というブロックの中に入れることになります

組み立てイメージ

【自由アレンジ編】は、文字通り、どんなふうに変えたいかを考える所から
始めてもらいます。

個人差はありますが、いくつかプログラムをつくっていくうちに、
こんなこともできるんじゃないか
というのがわかってきて
発想も出てくるようになります。

発想だけで、実現可能性なども分かりませんから、
「こんなの作りたいんだけど」と、サポーターに相談しながら、
進めていきます。

自由アレンジ編こそ、プログラミングで子どもの力をつける
大事な部分だと私たちは考えますが、

その分教える側のパワーもかかりますので、
実施していないスクールもあります。

モクモクタイム

モクモクタイムというのは、プログラムをつくることに集中して取り組む時間です。
世界中でもっともポピュラーなビジュアルプログラミング言語であるScratchを用いて、
ゲームやクイズなどをつくります。

Scratchを用いたプログラミングの様子(モクモクタイム)
モクモクタイムの様子

話し合い「インクルーシブな教室」

今週のテーマは「インクルーシブな教室」

SDGs10 人や国の不平等をなくそう

インクルーシブは、日本語にしにくいですが、簡単に言うと「仲間外れにしない」「みんないっしょに」と訳すことができます。

日本人とそれ以外
健常者とそれ以外
一般的とそれ以外
普通とそれ以外

という発想ではなく、みんないっしょにという考え方は、これからの社会を生きていく上でとても大事な価値観だと思います。

みんないっしょにというと少し誤解を与えるかもしれませんが、
インクルーシブな発想をするためには、
一人ひとりが異なるということを意識する必要があります。

一人ひとりが異なることを意識できないと、”普通”から外れた人を排除してしまい、
インクルーシブにならないからです。

というややこしい話は子どもたちにはしませんが、

「耳が聞こえない友だちが、クラスに転校してきました。
みんなと同じように学校生活をおくることになります。
どんな手助けができるか考えてみよう。」

という状況設定で、

Q1どんなときに困るか
Q2どんな手助けができるか

を考えて、紙に書きだしてもらいました。

どんなときに困るかでは、先生の説明が聞こえないといった教室で困ることに加えて、交通事故に遭いそうになった時に気づけないよねといったことや、音楽やアニメの声が聞こえないのはつらいといったことまで想像を働かせていました。

***

余談ですが

障害のある子どもたちを分離する”特別支援学級”が、日本ではいまだに存在していると思います。

世界の先進国では少数派で、国連からも”勧告”を受けています。
文科大臣は「特別支援教育を中止しない」と言っているものの
今とは異なる形になっていくはずです。

賛否両論あり難しい問題ではありますが、例えばオランダでは、目の見えない子どもや耳の聞こえない子どもを特別扱いせず、同じ教室で学んでいて、自然と周りの子どもたちが支援しているといいます。

(終わり)

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この記事を書いた人

もつさん
プログラミングスクールLの代表
妻、息子、娘の4人家族
プログラミング教育は、子どもの将来を変え、社会を変えるという信念のもと、日々子どもと向き合っています。

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