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10/8 お金について話し合い

20221008セッションログ
今日のタイムライン
  • 16:30~ はじめに
  • 16:35~ モクモクタイム①
  • 17:00~ 話し合いタイム「お金について」
  • 17:20~ モクモクタイム②
  • 17:40~ モクモクタイム③
  • 17:55~ 終わりの会
目次

モクモクタイム

今週は先週の続きに取り組みました。

教材は基本的に3部構成になっています。
・【基本編】「大きさを90%にする」のような指示に従って、ブロック(コマンド)を選んでつなげる
・【アレンジ編】「炎があたったときに、catの表情を変える」のような指示があって、どのように実現するかを考えて組み立てる
・【自由アレンジ編】自由にアレンジを考える
です。

まずは【基本編】で、ゲームやアニメーションの基本的な動きを作成していきます。
書いてある文章から、少し読み替えが必要なことはありますが、
想像力が必要なほどではありません。

「変数「HP」が1減る」のような指示があったときに、
“1減るということは、-1ずつ変えるんだな”
と考えるというようなイメージです。

Scratch(スクラッチ)ブロック

【アレンジ編】では、文章から、ロジックを組み立てていく必要があります。
上の例「炎があたったときに、catの表情を変える」という指示の場合、

「炎があたったときに」というのは、
“もしネコが炎に触れたなら”と、考えれば、
もし~ならというブロックと、
炎に触れたというブロック
を組み合わせることで実現できそうだなと組み立てます。

さらに、それをいつ行えばいいかを考え、
炎はいつ当たるか分からないし、
いつ当たっても、有効になるようにしないといけません。

そうすると、スタートが押されてから、ずっと、待ち構えておく必要があります。

従って、「ずっと~を繰り返す」というブロックの中に入れることになります

組み立てイメージ

【自由アレンジ編】は、文字通り、どんなふうに変えたいかを考える所から
始めてもらいます。

個人差はありますが、いくつかプログラムをつくっていくうちに、
こんなこともできるんじゃないか
というのがわかってきて
発想も出てくるようになります。

発想だけで、実現可能性なども分かりませんから、
「こんなの作りたいんだけど」と、サポーターに相談しながら、
進めていきます。

自由アレンジ編こそ、プログラミングで子どもの力をつける
大事な部分だと私たちは考えますが、

その分教える側のパワーもかかりますので、
実施していないスクールもあります。

***

前置きが長くなりましたが、
そんなわけで、1つのプログラムをつくるのに、
2~3回にまたがって取り組みます。

Scratch(スクラッチ)に取り組む様子 モクモクタイム
モクモクタイム

モクモクタイムというのは、プログラムをつくることに集中して取り組む時間です。
世界中でもっともポピュラーなビジュアルプログラミング言語であるScratchを用いて、
ゲームやクイズなどをつくります。

Scratchを用いたプログラミングの様子(モクモクタイム)
モクモクタイムの様子

***

話し合いタイム「お金について」

今日はSDGsから少し離れて、
お金について話し合いました。

私が子どもの頃は、学校でお金に関して教えてもらったことはなかったと思いますが、
最近では、子どもにも金融教育が必要だろうと、メディアでも取り上げられるようになりました。

金融庁は金融教育を推進する民間団体と協力しながら、教育現場の支援にあたる。教材の提供や職員による学生や教員向けの出張授業などをおこなう。今春から子ども向けの学習教材として配布を始めた「うんこお金ドリル」には申し込みが殺到した。

日本経済新聞 「ゲーム感覚の投資に危うさ 届かぬ金融教育が課題」Z世代が変えるマネー㊦
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB163LX0W2A810C2000000/?unlock=1

お金って何のためにあるんだろう?

お金がないと、スーパーで食料品が買えないから、生きられない
お金がないと、家も買えないから、家に住めない

などなど
お金があるからこそ、今の生活が成り立っていることを、理解している様子でした。

じゃあ、そもそもお金というものが世の中になかったらどうなるのか?

世界にお金というものがなかったらどうなる?

家を買うことができない。
>なんで?
>>お金をもらえないと、大工さんが頑張ってくれない。
>>>代わりに何かしてあげればいんじゃない?
>>>>代わりに何する?
>>>>>折り紙をつくってあげる/手紙で感謝を伝える/掃除をしてあげる/仕事を手伝う

子どもらしくて、微笑ましい答えも。

ここまでくると、なんで世の中に「お金」というものがあるのか、
気付いてきます。

スーパーで食料品を買うたびに、
折り紙をつくったり
手紙を書いたり
するのは大変だよね。

感謝をスムーズにやり取りするために、
お金という便利な道具があるんだよ。
と。

そう考えれば、“お金を払っているお客さん(自分)の方が偉い”
なんて発想にはならないよね。

うんこお金ドリル by金融庁

後半は、金融庁が監修している「うんこお金ドリル」に
みんなでいっしょに取り組みました。

「クッキーが売れなくなった。どうする?」

という問題に対して

「もっとおいしいクッキーをつくる」
「キッチンカーで別の場所で売る」
「値段を安くする」
「チラシをつくって宣伝する」
といった答えを出してくれて

マーケティングの4Pをばっちりおさえてる!!と感心してしまいました。

なかでも、
「値段を高くするのもいい。値段を高くすると、いい商品に見えるから、逆に買ってくれるかもしれない」
という意見には驚かされました。

***

(終わり)

Scratchは、MITメディア・ラボのライフロング・キンダーガーテン・グループの協力により、Scratch財団が進めているプロジェクトです。https://scratch.mit.edu から自由に入手できます。

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この記事を書いた人

もつさん
プログラミングスクールLの代表
妻、息子、娘の4人家族
プログラミング教育は、子どもの将来を変え、社会を変えるという信念のもと、日々子どもと向き合っています。

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