11/12 2人対戦ゲームをつくる
秋晴れの気持ちいい天気が続いていますね
- 16:30~ はじめに
- 16:35~ モクモクタイム①
- 16:55~ 話し合いタイム
- 17:15~ モクモクタイム②
- 17:35~ モクモクタイム③
- 17:55~ 終わりの会
話し合いタイム 食物連鎖について
前回に引き続きSDGs【15.陸の豊かさも守ろう】に関連して、
生物多様性、特に食物連鎖について、みんなで話し合いました。
絵を見せながら
「植物を食べるのはどんな生き物?」
という投げかけからスタートして、
それぞれ思いつく生き物を挙げてもらいました。
「じゃあ、草食動物を食べるのはどんな生き物?」
「一番強い肉食動物が死んだらどうなる?」
・・
といった風に、食べる・食べられるの関係を話していくと
「え、元に戻った!」
「全部つながってる」
と納得してくれていた様子でした。
ここへきてようやく、「このつながりのことを食物連鎖って言うんだよ」
と伝えました。
その後海の中編も話したましたが、食物連鎖について理解してくれた様子でした。
「食物連鎖」自体は中学3年生の範囲ですし、暗記してくれなくてもいいんですが、
この食物連鎖を壊しちゃうと、生態系、つまり自然の環境が崩れてしまうということを、
なんとなく理解してくれることが大事だと思います。
例えば、
“漁獲制限があるノルウェーと漁獲制限がない日本”
という少し話題になっているトピックも
食物連鎖の観点を知っていると、見え方が変わってきますよね。
***
最後に生態系のおさらいとして、ドードーの絶滅の話をしました。
「ドードーが絶滅したあと、タンバラコクという木が絶滅しました。
なんででしょう?」
お父様お母様も考えてみてください。
SDGsを話し合いタイムのテーマとして取り上げる理由・・・
・SDGsはEテレでも積極的に取り上げられており、子どもも含めて考えるべき注目のテーマ
・身の回りの課題を通じて、視野を広げてほしい、より深く考えてほしい
自分にとっては当たり前だけど、他の人にとってはそうでないこと
日本では当たり前だけど、世界ではそうでないこと
今は当たり前だけど、この先はどうかわからないこと
について考えを巡らせるということです。
モクモクタイム
- テニスゲーム
- 馬とネコの追いかけっこ
- Attack the goblin2
それぞれのレベルに応じた題材に取り組んでもらいました。
テニスゲームは2人対戦形式になっていて、
出来上がったプログラムで動かしながら、
どうすればゲームが楽しくなったり、難しくなったりするか、
考え取り組んでくれていました。
教材は基本的に3部構成になっています。
・【基本編】「大きさを90%にする」のような指示に従って、1つのブロック(コマンド)を選んでつなげる
・【アレンジ編】「炎があたったときに、catの表情を変える」のような指示があって、複数のブロックの組み合わせを考える
・【自由アレンジ編】自由にアレンジを考える
です。
まずは【基本編】で、ゲームやアニメーションの基本的な動きを作成していきます。
書いてある文章から、少し読み替えが必要なことはありますが、
想像力が必要なほどではありません。
「変数「HP」が1減る」のような指示があったときに、
“1減るということは、-1ずつ変えるんだな”
と考えるというようなイメージです。
【アレンジ編】では、文章から、ロジックを組み立てていく必要があります。
上の例「炎があたったときに、catの表情を変える」という指示の場合、
「炎があたったときに」というのは、
“もしネコが炎に触れたなら”と、考えれば、
もし~ならというブロックと、
炎に触れたというブロック
を組み合わせることで実現できそうだなと組み立てます。
さらに、それをいつ行えばいいかを考え、
炎はいつ当たるか分からないし、
いつ当たっても、有効になるようにしないといけません。
そうすると、スタートが押されてから、ずっと、待ち構えておく必要があります。
従って、「ずっと~を繰り返す」というブロックの中に入れることになります
【自由アレンジ編】は、文字通り、どんなふうに変えたいかを考える所から
始めてもらいます。
個人差はありますが、いくつかプログラムをつくっていくうちに、
こんなこともできるんじゃないか
というのがわかってきて
発想も出てくるようになります。
発想だけで、実現可能性なども分かりませんから、
「こんなの作りたいんだけど」と、サポーターに相談しながら、
進めていきます。
自由アレンジ編こそ、プログラミングで子どもの力をつける
大事な部分だと私たちは考えますが、
その分教える側のパワーもかかりますので、
実施していないスクールもあります。
(終わり)