12/16 話し合い「プラスチックのない世界」
今日は話し合いタイムでプラスチックをテーマにしました。初めての試みとして、チーム対抗戦を実施し、とても盛り上がりましたよ。
- 16:30~ はじめに
- 16:35~ モクモクタイム①
- 17:00~ 話し合いタイム
- 17:30~ モクモクタイム②
- 17:55~ 終わりの会
モクモクタイム
- RPGアニメーション
- ゆきだるまのゆきちゃん
- 自由制作(スマブラ風)
- まっすぐレーシング
- サリーシリーズ
- のはらでかけっこ
- 飛ぶスプライト5
今週もそれぞれの進捗に合わせた課題に取り組んでもらいました。
教材は基本的に3部構成になっています。
・【基本編】「大きさを90%にする」のような指示に従って、1つのブロック(コマンド)を選んでつなげる
・【アレンジ編】「炎があたったときに、catの表情を変える」のような指示があって、複数のブロックの組み合わせを考える
・【自由アレンジ編】自由にアレンジを考える
です。
まずは【基本編】で、ゲームやアニメーションの基本的な動きを作成していきます。
書いてある文章から、少し読み替えが必要なことはありますが、
想像力が必要なほどではありません。
「変数「HP」が1減る」のような指示があったときに、
“1減るということは、-1ずつ変えるんだな”
と考えるというようなイメージです。
【アレンジ編】では、文章から、ロジックを組み立てていく必要があります。
上の例「炎があたったときに、catの表情を変える」という指示の場合、
「炎があたったときに」というのは、
“もしネコが炎に触れたなら”と、考えれば、
もし~ならというブロックと、
炎に触れたというブロック
を組み合わせることで実現できそうだなと組み立てます。
さらに、それをいつ行えばいいかを考え、
炎はいつ当たるか分からないし、
いつ当たっても、有効になるようにしないといけません。
そうすると、スタートが押されてから、ずっと、待ち構えておく必要があります。
従って、「ずっと~を繰り返す」というブロックの中に入れることになります
【自由アレンジ編】は、文字通り、どんなふうに変えたいかを考える所から
始めてもらいます。
個人差はありますが、いくつかプログラムをつくっていくうちに、
こんなこともできるんじゃないか
というのがわかってきて
発想も出てくるようになります。
発想だけで、実現可能性なども分かりませんから、
「こんなの作りたいんだけど」と、サポーターに相談しながら、
進めていきます。
自由アレンジ編こそ、プログラミングで子どもの力をつける
大事な部分だと私たちは考えますが、
その分教える側のパワーもかかりますので、
実施していないスクールもあります。
モクモクタイムというのは、プログラムをつくることに集中して取り組む時間です。
世界中でもっともポピュラーなビジュアルプログラミング言語であるScratchを用いて、
ゲームやクイズなどをつくります。
話し合いタイム「プラスチックのない世界」
今日のテーマは、「プラスチックのない世界」です。
プラスチックなしでは生活が成り立たないぐらい、欠かせない素材になっていますが、
どれぐらい欠かせないものなのか、またどんな問題を抱えているのかについて話し合いました。
まずは、レジ袋の話から
「レジ袋っていくら?」と聞くと、スーパーで3円や5円で売っていることなど、
みんなよく知っていて、反応してくれました。
子どもたちにとっては、もはや有料が当たり前ですが、実は最近まで無料だったんだよという話から、
なぜ有料になったのかという話へ展開
プラスチックは便利な反面、海洋汚染や地球温暖化などの問題を抱えていることを伝えました。
そして、「プラスチック全廃運動」みたいな活動をしている方も世の中にはいます。
じゃあ、プラスチックをなくせばいいのだろうか、について考えるために、
プラスチックが使われているものをたくさん挙げるゲームをしました。
今回は初の試みとして、チーム対抗戦で実施しました。
各チームに以下の役割の人をアサインして、2チームでの実施です。
- リーダー(意見出しもするが、話していない人に振るなどの気配りもします)
- 書記
- 意見出し
Googleスプレッドシートにどんどん書き出していって
両チームとも10分間で30超のモノを挙げることができていました。
生活に欠かせないいろんなものがプラスチックでできていることを改めて実感し、
プラスチックのない世界にすることはどうやら難しそうだということが分かりました。
じゃあどうすればいいの?
ということで最後にバイオプラスチックの話をして今日の話し合いタイムは終了。今日もみんな前のめりで参加してくれていました。
- 自分の想いを伝えるということ
- 人が話しているときの聴く態度を磨くこと
- 質問をしてどんどん相手の想いを引き出すこと
を練習してもらっています。
他の人が話しているときに、自分の話がしたくてうずうずしてしまったり、
割り込んでしまうことがあります。
大人でも全員が完璧にできるわけではないので、難しいですが、
小学生のうちから少しずつ磨いていくことが大事かなと思っています。
(終わり)