Scratch リストの中身をファイルからインポートする
Scratchの「リスト」については、別の記事で、
数字や言葉をためておくためのノートのようなもの
と解説しました。
リストにデータを足すには、ブロック(コマンド)をつかって、追加することをお伝えしました。
ぐー、ちょき、ぱーのように少なければ、それで問題ありませんでしたが、数が多いとコードを書くのが大変になります。
ブロックをつかって追加する以外に、ファイルからインポートする(読み込む)方法があります。
後半では、県庁所在地ゲームをつくりますので、是非最後までご覧ください。
ファイルを用意する
まずはファイルを用意します。
対応している拡張子は、.csv , .tsv , .txt の3種類です。
都道府県のリストをつくってみましょう。
こちらのサイトからコピーさせて頂きました。
メモ帳に貼り付けて、txtファイルとして保存します。
Excelで作成して、CSVで保存してもいいですね。
ファイルから読み込んでリストをつくる
Scratchに「都道府県」というリストをつくって、ファイルから中身を読み込みます。
リスト「都道府県」をつくる
これは復習ですが、変数のなかの「リストを作る」からつくるんでした。
ファイルから読み込む
先ほど作成した、リストが画面上に出ていると思いますので、
そのリストで右クリックします。
右クリックすると、読み込みメニューが表示されますから、押します。
ファイル選択ダイアログが開くので、
先ほど作成したファイルを選択して、開く(OK)を押します。
すると、リストができましたね。
おまけ)ファイルへ書き込む
ちなみに、察しの良い方はお気づきだと思いますが、
右クリックメニューを出したときに、「書き出し」がありました。
つくったリストの中身をファイルに書き出すこともできます。
「書き出し」を押すと、txtファイルがダウンロードされます。
県庁所在地ゲームをつくる
せっかくリストをつくったので、ゲームにしてみましょう。
都道府県に対して、県庁所在地を当てるゲームをつくります。
例)北海道 → 札幌市・札幌 が正解
完成イメージはこんな感じです。
県庁所在地の一覧ファイルをつくる
再びStartPointさんのページから、県庁所在地(市区町村あり)と県庁所在地(市区町村なし)をコピーして、テキストファイルにします。
このとき順番を変えないようにしてください。札幌から那覇まで元の順番通りにします。
リスト「県庁所在地(市あり)」「県庁所在地(市なし)」をつくる
Scratchにリストを2つ用意して、それぞれファイルから読み込みます。
こんな感じで3つできましたか?
できたら、画面に出てると邪魔なので、非表示にしておきます。
ネコのコードをつくる
長くなってきましたし、本記事の主題ではありませんので、割愛します。
こちらからご覧ください。
まとめ
リストの中身は、ブロック(コマンド)で追加する以外に、ファイルからインポートする(読み込む)ことが可能です。
作成したリストは、ファイルにエクスポートする(書き出す)こともできます。
リストを2つ作れば、クイズゲームをつくることができます。