6/3 学び合い「PoseNetでARプログラムを作成」
今日は、Scratchの拡張機能「PoseNet2Scratch」を用いて、AR(拡張現実)プログラムの作成についてみんなで学び合いました。
- 16:30~ はじめに
- 16:35~ モクモクタイム①
- 17:00~ 学び合いタイム
- 17:30~ モクモクタイム①
- 17:45~ モクモクタイム②
- 17:55~ 終わりの会
モクモクタイム
- 県庁所在地ゲーム
- モモの冒険
- エアーホッケー
- サッカーゲーム
今週もそれぞれの進捗・習熟度に応じた課題に取り組んでもらいました。
教材は基本的に3部構成になっています。
・【基本編】「大きさを90%にする」のような指示に従って、1つのブロック(コマンド)を選んでつなげる
・【アレンジ編】「炎があたったときに、catの表情を変える」のような指示があって、複数のブロックの組み合わせを考える
・【自由アレンジ編】自由にアレンジを考える
です。
まずは【基本編】で、ゲームやアニメーションの基本的な動きを作成していきます。
書いてある文章から、少し読み替えが必要なことはありますが、
想像力が必要なほどではありません。
「変数「HP」が1減る」のような指示があったときに、
“1減るということは、-1ずつ変えるんだな”
と考えるというようなイメージです。
【アレンジ編】では、文章から、ロジックを組み立てていく必要があります。
上の例「炎があたったときに、catの表情を変える」という指示の場合、
「炎があたったときに」というのは、
“もしネコが炎に触れたなら”と、考えれば、
もし~ならというブロックと、
炎に触れたというブロック
を組み合わせることで実現できそうだなと組み立てます。
さらに、それをいつ行えばいいかを考え、
炎はいつ当たるか分からないし、
いつ当たっても、有効になるようにしないといけません。
そうすると、スタートが押されてから、ずっと、待ち構えておく必要があります。
従って、「ずっと~を繰り返す」というブロックの中に入れることになります
【自由アレンジ編】は、文字通り、どんなふうに変えたいかを考える所から
始めてもらいます。
個人差はありますが、いくつかプログラムをつくっていくうちに、
こんなこともできるんじゃないか
というのがわかってきて
発想も出てくるようになります。
発想だけで、実現可能性なども分かりませんから、
「こんなの作りたいんだけど」と、サポーターに相談しながら、
進めていきます。
自由アレンジ編こそ、プログラミングで子どもの力をつける
大事な部分だと私たちは考えますが、
その分教える側のパワーもかかりますので、
実施していないスクールもあります。
モクモクタイムというのは、プログラムをつくることに集中して取り組む時間です。
世界中でもっともポピュラーなビジュアルプログラミング言語であるScratchを用いて、
ゲームやクイズなどをつくります。
学び合いタイム「PoseNetでARプログラムを作成」
PoseNetは、深層学習モデルを使用して、ビデオやカメラ映像から人のポーズ(身体の姿勢)をリアルタイムで推定するためのテクノロジーです。
この機能を使うと、カメラに映る自分を、画面に表示させて、自分の顔の位置や手の動きなどを検知することができます。
つまり、AR(拡張現実)プログラムをつくることができるんです。
小学生でARプログラムを作れるって、なかなかいないと思いますよ。
こんなお題で、教え合いながら、いろんなプログラムをつくっていました。
- 手で雷を落とすプログラム
- 手や足を振ると、どんどん果物が出てくるプログラム
- 手を動かしてホッケーをするプログラム
などなど
全身を使いながら、とても楽しそうに取り組んでいました。
(終わり)