1/28 特別支援学級について議論
1月ラストの本日は、話し合いタイムで特別支援学級について議論しました。
- 16:30~ はじめに
- 16:35~ モクモクタイム①
- 17:00~ 話し合いタイム
- 17:20~ モクモクタイム①
- 17:35~ モクモクタイム②
- 17:55~ 終わりの会
モクモクタイム
- Attack the Goblin 2
- Entry級Practice1
- テニスゲーム
- マルバツゲーム
- 焼肉でお腹いっぱい
今週もそれぞれの進捗・習熟度に応じた課題に取り組んでもらいました。
教材は基本的に3部構成になっています。
・【基本編】「大きさを90%にする」のような指示に従って、1つのブロック(コマンド)を選んでつなげる
・【アレンジ編】「炎があたったときに、catの表情を変える」のような指示があって、複数のブロックの組み合わせを考える
・【自由アレンジ編】自由にアレンジを考える
です。
まずは【基本編】で、ゲームやアニメーションの基本的な動きを作成していきます。
書いてある文章から、少し読み替えが必要なことはありますが、
想像力が必要なほどではありません。
「変数「HP」が1減る」のような指示があったときに、
“1減るということは、-1ずつ変えるんだな”
と考えるというようなイメージです。
【アレンジ編】では、文章から、ロジックを組み立てていく必要があります。
上の例「炎があたったときに、catの表情を変える」という指示の場合、
「炎があたったときに」というのは、
“もしネコが炎に触れたなら”と、考えれば、
もし~ならというブロックと、
炎に触れたというブロック
を組み合わせることで実現できそうだなと組み立てます。
さらに、それをいつ行えばいいかを考え、
炎はいつ当たるか分からないし、
いつ当たっても、有効になるようにしないといけません。
そうすると、スタートが押されてから、ずっと、待ち構えておく必要があります。
従って、「ずっと~を繰り返す」というブロックの中に入れることになります
【自由アレンジ編】は、文字通り、どんなふうに変えたいかを考える所から
始めてもらいます。
個人差はありますが、いくつかプログラムをつくっていくうちに、
こんなこともできるんじゃないか
というのがわかってきて
発想も出てくるようになります。
発想だけで、実現可能性なども分かりませんから、
「こんなの作りたいんだけど」と、サポーターに相談しながら、
進めていきます。
自由アレンジ編こそ、プログラミングで子どもの力をつける
大事な部分だと私たちは考えますが、
その分教える側のパワーもかかりますので、
実施していないスクールもあります。
話し合いタイム「特別支援学級の是非」
本日は、特別支援学級について議論しました。
いつもより少し難しいテーマですが、
子どもたちは真剣に考えて、議論してくれていました。
いつも通り、
正解はないということ
多数決ではない(多数派が偉いわけではない)ということ
を強調して伝えました。
特別支援学級とは、障害を持った子どものための学級のことですが、
このあり方について今教育界では活発に議論されています。
というのも、世界では障害を持った子どもも同じ学級で教育するのが当たり前で、
日本の特別支援学級は時代遅れ、国連からも勧告を受けているからです。
世界的なDE&I、つまりDiversity(多様性), Equity(公平性), and Inclusion(包括性) の流れにも反しますし、
政府としても対応を迫られています。
***
子どもたちの意見としてはA案(通常学級と特別支援学級は分けた方がいい)が多かったです。
今まで、障害を持った友だちを区別することが当たり前だったため、
変えない方がいい
一緒にしたらいじめが起きてしまう
一緒にしたら可哀想だ
などなどの意見を発表してくれました。
***
ここからは私の意見ですが、
健常者と障害者は区別するべきだ
障害を持った人は、自分たちよりも劣っている
あの人は障害を持っているから、仕方ない、可哀想
といった価値観を小学生のうちから植え付けられてしまうのは、
それこそ可哀想だなと感じます。
いろんな人がいて、それぞれ得意不得意が合って、
不得意な部分は周りの人が助けてあげる
そういう価値観を育んでいくことこそ重要なのではないかと思います。
(終わり)