9/9 夏休み明けのしんどさについて話し合い
夏休み明けなかなか気が重かったり、久々の登校に疲れた子どもも多かったようで、
今日は「夏休み明けのしんどさをなくすには」というテーマで話し合いました。
身近でかつ最近経験したことだったので、活発な議論ができました。
- 16:30~ はじめに
- 16:35~ モクモクタイム①
- 17:00~ 話し合いタイム
- 17:25~ モクモクタイム②
- 17:40~ モクモクタイム③
- 17:55~ 終わりの会
モクモクタイム
- Gobo回収ゲーム
- ネコVSドラゴン2
- クレーンゲーム
- スペースインベーダー1
- サリーと脱出
今週もそれぞれの進捗・習熟度に応じた課題に取り組んでもらいました。
教材は基本的に3部構成になっています。
・【基本編】「大きさを90%にする」のような指示に従って、1つのブロック(コマンド)を選んでつなげる
・【アレンジ編】「炎があたったときに、catの表情を変える」のような指示があって、複数のブロックの組み合わせを考える
・【自由アレンジ編】自由にアレンジを考える
です。
まずは【基本編】で、ゲームやアニメーションの基本的な動きを作成していきます。
書いてある文章から、少し読み替えが必要なことはありますが、
想像力が必要なほどではありません。
「変数「HP」が1減る」のような指示があったときに、
“1減るということは、-1ずつ変えるんだな”
と考えるというようなイメージです。
【アレンジ編】では、文章から、ロジックを組み立てていく必要があります。
上の例「炎があたったときに、catの表情を変える」という指示の場合、
「炎があたったときに」というのは、
“もしネコが炎に触れたなら”と、考えれば、
もし~ならというブロックと、
炎に触れたというブロック
を組み合わせることで実現できそうだなと組み立てます。
さらに、それをいつ行えばいいかを考え、
炎はいつ当たるか分からないし、
いつ当たっても、有効になるようにしないといけません。
そうすると、スタートが押されてから、ずっと、待ち構えておく必要があります。
従って、「ずっと~を繰り返す」というブロックの中に入れることになります
【自由アレンジ編】は、文字通り、どんなふうに変えたいかを考える所から
始めてもらいます。
個人差はありますが、いくつかプログラムをつくっていくうちに、
こんなこともできるんじゃないか
というのがわかってきて
発想も出てくるようになります。
発想だけで、実現可能性なども分かりませんから、
「こんなの作りたいんだけど」と、サポーターに相談しながら、
進めていきます。
自由アレンジ編こそ、プログラミングで子どもの力をつける
大事な部分だと私たちは考えますが、
その分教える側のパワーもかかりますので、
実施していないスクールもあります。
モクモクタイムというのは、プログラムをつくることに集中して取り組む時間です。
世界中でもっともポピュラーなビジュアルプログラミング言語であるScratchを用いて、
ゲームやクイズなどをつくります。
話し合いタイム「夏休み明けのしんどさをなくすには」
今日のテーマは、夏休み明けのしんどさをなくすにはです。夏休みが明けて、1~2週間普段の学校生活を過ごしてきた子どもたち、人にはよりますが、最初の1週間はなんとなくしんどかったり、気が重かったりする子どもも多かったようです。
とても悲しいことですが、生徒の自殺が特に多いのが9月1日という事実もあります。
大人でも長期休暇のあとの仕事はなんとなく憂鬱という人も多いと思います。
そんな、ある意味永遠のテーマである、長期休暇明けの過ごし方について話し合いました。
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問題解決の基本を学んでほしいので、
原因分析→解決策という2段階で考えてもらいます。
こういう話し合いをすると、いきなり解決策を考えてしまいがちなのですが、
そうではなくて、まずはなぜそのような事象が起きてしまうのかを考え、その上で各原因に対して打ち手(対策)を考えてもらいます。
限られた時間なので、大そうな原因分析ができるわけではありません。しかし、この順番で考えるというのが大事だと考えています。
そして、いつも通り、思い付きで発言するのではなく、まずは「考えてみようシート」に記入して、その上で意見交換しました。
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子どもたちからたくさんの意見が出て、
他の人の意見に対して、さらに意見を出したり、
活発な議論を行うことができました。
一般的に考えられる原因としては、生活リズムに関するもの、人間関係に関するもの、勉強そのものに関するものという風に分類できます。
子どもたちからは、
夜更かしや長時間のゲームといった生活リズムの話や
通常授業時の宿題が気が重いといった話などが出ました。
原因について話し合った上で、
再度解決策を自分で考え、話し合いました。
考えてみようシートは、各自持ち帰っていますので、保護者の皆様はご確認ください。
- 自分の想いを伝えるということ
- 人が話しているときの聴く態度を磨くこと
- 質問をしてどんどん相手の想いを引き出すこと
を練習してもらっています。
他の人が話しているときに、自分の話がしたくてうずうずしてしまったり、
割り込んでしまうことがあります。
大人でも全員が完璧にできるわけではないので、難しいですが、
小学生のうちから少しずつ磨いていくことが大事かなと思っています。
(終わり)